シリアの思い出が詰まったキャンディをどうぞ!

フランス人デザイナー兼キュレーター、バンジャマン・ロワイヨテ(Benjamin Loyauté)の作品 Le Bruit Des Bonbons — The Astounding Eyes of Syria(キャンディの音 – シリアの驚くべき瞳)をご紹介します。

 

©benjamin loyauté studio
バンジャマンは数日間シリアで過ごし、人々の思い出や戦争体験を聞いているうちに彼らの記憶に共通する「集合的記憶」があることに気づき、それを形として残したいと考えました。
バンジャマン・ロワイヨテは、古くからシリアで暮す人々の日常に溶け込んだデザインや感覚にこそ「集合的記憶」が宿っていると考え、このキャンディを作りました。
©benjamin loyauté studio
©benjamin loyauté studio
Figurines from the Eye Temple 

二つの目を持つ奇妙な形は、イギリスの考古学者マックス・マローワン(Max Mallowan)が1937から1938年にかけてシリアの遺跡調査で発見した小さな像「眼の偶像」(Eye Idol)からアイディアを得ています。そしてキャンディの味は、シリアの人々が日常的に食べている砂糖菓子の味がします。

シリアの人々はこのキャンディを口にする事で「集合的記憶」を呼び覚まし、困難な日々を乗り越えてきた恐怖、悲しみ、不安、喜び、愛、安堵感、といった感情を再び感じ、そして語ります。また甘いキャンディの味は心を癒します。

このキャンディは、2016年9月7日から27日にかけて開催する第一回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016にて展示されました。

©benjamin loyauté studio
会場では箱詰めされたキャンディを自動販売機で購入することができ、その収益は、シリア難民の子供達の教育支援のために使われます。

作家
バンジャマン・ロワイヨテ(Benjamin Loyauté)
バンジャマンは、六本木ヒルズで開催されたInnovative City Forum2015にて登壇し、本作品の経緯について説明しています。