2011年から続くシリアの内戦、混乱ため、多くのシリア国民は近隣諸国に難民として逃れています。
長引く内戦は、難民が避難しているトルコ、レバノン、イラク、ヨルダン、エジプトをはじめとした近隣諸国においても、失業や物資不足といった問題が生じています。
こちらのサイトでは、国連による3RPプログラムによる周辺諸国における難民に関する最新データを見ることができます。3RPプログラムの発表によると481万710名のシリア難民がエジプト、イラク、ヨルダン、レバノン、トルコそして北アフリカで暮らしています。しかし、全員が国連や受け入れ国の公式な難民キャンプで行き届いた物資を受け取り暮らせているわけではありません。
このグラフは、公式難民キャンプと難民キャンプ以外の地域や施設で暮らしているシリア難民の割合を示しています。実は難民キャンプで暮らせているシリア難民は全体の10%だけなのです。その他90%は、難民キャンプ以下の過酷な環境で暮らしていると考えられています。
しかし、この数字の裏にいる一人一人のストーリーは伝わってきません。
難民キャンプで暮す人々を情報、統計として捉えません
While the world see us Syrian as numbers,I decided to see us as faces and understand the stories behind these faces.世界中が私たちシリア人を数字で見ているのに対して、私は一人一人の顔そしてその裏に隠されたストーリーを見ようと決めた。
The image of the Syrian has become equivalent to the image of death and destruction. I decided to use my tools as an artist to highlight positive and challenging stories in the hope of creating change in the region.
シリア人に対するイメージが死と破壊なっています。私はアーティストとして、こうしたイメージを脱去くするため、シリアの人々が困難を乗り越えようと前向きに努力をしている姿を映すことにした。
全ての写真の裏には膨大な人生が詰め込まれている
“My wife is blind. … I tell her the stories of her favorite TV series, and sometimes change the script to create a better atmosphere for her.” — Bassam, 39.
“There was only grass. I couldn’t pass it through my throat. Yet I forced myself to swallow in front of the children so they would accept it as food.” — Amenah, 41.
食べれるものは、草しかありませんでした。草は喉を通りません。しかし子供達に草を食べ物として認識してもらうために私は無理矢理、草を飲み込みました。
“For a moment, I felt like we were talking to a car technician—not a doctor. We are refugees, but we are still human.”
一瞬、私はお医者さんではなく自動車整備士と話しているように感じました。私たちは難民ですがしかし、(機械ではありません)人間です。
“The gap between me and my memories from Syria is growing bigger. I’m afraid of the blankness.”
シリアでの思い出は日々、私から離れて行く。私はこの空白を恐れている。
“In Lebanon, I found myself in narrow places. I start feeling anxious now when I am in an open space.”
レバノンでは私の居場所はいつも狭かった。今となっては、広い空間にいると不安を感じてしまいます。
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