8月4日にベイルートの港湾地区で起きた爆破でにより現時点で100人以上がなくなり多くの人が住む家を失いました。また爆破があった付近に点在している多くの美術館やギャラリーがダメージを受けたと報じられています。
爆破地点から3キロほど離れたところに位置する美術館Sursock Museumは公式インスタグラムのストーリーで破壊の状況を掲載しています。
この美術館は、レバノンをはじめとした中東地域の近現代アートを所蔵しているSursock Museumのアートコレクションが貴重であるほか、1912年にレバノンの建築家により建てられた邸宅を美術館として使っていることから建造物としても価値があります。
また世界の現代アートを扱っているSfeir-Semler Galleryも爆破によりギャラリーが崩壊している痛々しい写真をインスタグラムで公開しています。
レバノンはこれまで同国史上最悪の経済危機に直面し90万人以上が食料を十分に入手できず、多くの子どもたちに餓死の恐れがあると報じられてきました。経済危機、コロナ、そして爆破と追い討ちをかけるようにレバノン国民は困難に直面しています。かつて「中東のパリ」とも言われたベイルートの変わり果てる姿を題材にしたアート作品Wonder Beirutが頭から離れません。
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