ずっと前から私の心を虜にしている作家がいます。
彼はシリア出身の現代アーティスト、オマール・イマーム(Omar Imam)です。

彼はレバノンの難民キャンプでの生活を経て現在アムステルダムで暮らしています。彼の名が世界で知られるきっかけとなったシリーズ作品”Live, Love, Refugee”はレバノンの難民キャンプで暮らす人々の姿を戦争や迫害の”被害者”としてではなく彼ら一人一人のストーリーや感じていることがオマール・イマームの手により演劇的にそしてちょっとコミカルに描かれています。

その彼と電話インタビューをしました。

作家の声はとても力強く確信を持ち、情熱と憤りを感じました。

コロナ期における中東地域にゆかりのある作家の現状を聞く予定のインタビューでしたが、彼にとってコロナは過ぎ去る問題。それよりも難民を、戦争を終わらせない世界の仕組みをどうにか作品にしたいと訴えていました。

コロナ下における中東作家の活動を知るインタビュープロジェクトArt with Distanceの第一弾としてインタビューした彼からはコロナを吹き飛ばすパッションを感じました。

作家自身の声を届けたいのでこのプロジェクトをきっかけにポッドキャストを開設することにしました。

現在準備中です。不慣れで聞きにくいところもあると思いますが日本まで届きにくい作家の実際の声をぜひ聴いてください。

準備が整いましたらまたここでご報告します。