「気まぐれコラム」今日のキーワードは、アフガニスタン、タリバン、そしてアフガニスタンの芸術です。

8月16日にタリバン首都カーブルを制圧、さらにはアフガニスタン現政権の大統領が国外に逃亡したことでタリバンは勝利宣言をしました。

タリバンはこれまで国内における芸術活動やスポーツを制限してきました。2001年3月にタリバンの手によりバーミヤン渓谷にある歴史的にとても大切な仏像が破壊された過去かあります。この過去をタリバンが繰り返さないか世界中が不安を抱えています。

今年の5月にはアフガニスタンから米軍が完全撤退するのに先駆けて、今後アフガニスタンの文化遺産をどのように保全することができるのかディスカッションがおこなわれました。

ここでは文化遺産はその国のアイデンティティの真髄が秘められていて文化が破壊されることはその国民を破滅へと導く恐れがあると言及されました。

2001年にタリバン政権が崩壊した後にアフガニスタンを旅したイギリスの国会議員のローリー・スチュアート氏は著書「戦禍のアフガニスタンを犬と歩く」でいかにアフガニスタンはペルシャとヒンドュー、イスラームと仏教の文化的交差地点であり歴史的にとても大切な土地であるか語っています。

 

タリバンが勝利宣言をして以来、アフガニスタン国立博物館、UNESCO、ターコイズマウンテン財団などはタリバン政権下で文化遺産の保護やこれまでの文化的活動をいかに続けていくか、現在最善の方法を模索している段階です。アフガニスタン国立博物館は災害時にコレクションを守るための対策をとっているとも言われています。博物館の中にあるものはなんとか守り抜くことができたとしてもその他アフガニスタンにたくさんある歴史的建造物がタリバンの手によりどのような未来を見かえるのかとても心配です。

タリバンが権力を握ったことでアフガニスタンの文化は長い冬眠に入ってしまったと嘆く人もいます。

seeMEでは今後、アフガニスタンで活動している現代アーティストの現状もお届けしますのでそちらも合わせてお聞きください。